会長挨拶
会長 松本 吉生
私たち大阪市東歯科医師会は、会員が歯科医師として単に診療するだけの医療の提供者のみに終わるのではなく、中央区の特殊性を基盤に置いた医療活動をすることにより、中央区で生活する人々の生涯にわたる保健衛生や福祉の増進に努め、健康で明るい地域社会の建設を担うという強い意志を持って活動しています。
私たちが取り組んでおります主な事業は
- 中央区健康展を中心にした歯科啓発事業
- 幼児健診・学校歯科健診・事業所健診および中高年の節目健診を中心とした生涯健診事業
- 老人介護施設との連携や訪問歯科診療事業
- その他(大阪府歯科医師会への休日緊急歯科診療、夜間緊急歯科診療等)
と非常に多岐にわたっております。
口の持つ「食べる」「話す」「免疫賦活」といった機能の確保が生活の質の向上に大きく関わっていることから、生涯にわたり自分の歯を20歯以上保つことにより健全な咀嚼能力を維持し、健やかで楽しい生活をすごそうという「8020運動」が提唱・推進されています。
平成12年(2000年)に厚生労働省から提示された「健康日本21」(21世紀における国民の健康づくり運動)においては「8020」達成のために、「歯の健康」についての目標や対策が示されました。目標としては、歯の喪失を防ぐこと、またその原因となるむし歯及び歯周病の予防を推進することが挙げられました。
さらにその対策として、かかりつけ歯科などの専門家による定期的な予防や管理、ならびに地域の保健所や保健センター、自治体が連携を図り歯科に関する情報の収集ならびに住民に対する啓発活動を行うなど、効果的な運動の推進が奨励されています。
当会は地元自治体と共に広く地域歯科医療に貢献しており、各事業は地域の方々がより良い社会環境のもとで元気に生活していただくために今や欠かせないものとなっています。